二葉鍼灸療院

睡眠は長さよりも「深さ」が大切

 睡眠には、身体を休息させるレム睡眠と脳を休息させるノンレム睡眠の2種類があり、一晩のうちに 4~5回交互に繰り返しています。
 身体の疲れは安静にしていればある程度回復しますが、脳は睡眠中にしか休息できません。
さらに、脳は睡眠中にもレム睡眠のときは起きており、日中に取り入れた記憶の整理や定着のために働いています。
 脳が休めるのはノンレム睡眠のときだけです。
ノンレム睡眠には、眠りの深さにより4つの段階があり、睡眠が深くなるにつれて、脳の休息も深まります。
段階の3と4が「深睡眠(しんすいみん)」のステージで、この部分の時間が長いと、脳がしっかり休息できるので、朝起きたときに「しっかり眠れた」「疲れが抜けてる」「頭がスッキリしてる」と自覚できます。
よく言われる「睡眠の質」とは、深睡眠の深さと長さが確保されているか否かと同じ意味だと考えていいでしょう。
「睡眠不足」の本当の意味は「深睡眠不足」。
睡眠は、長さより深さなのです。